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更年期で眠れない夜。午前2時の不安から、私を救ってくれた小さな習慣

心と体
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夜中の二時。

静まり返った部屋で、私はまた時計を見ていました。

「まだ眠れない……」
「あと数時間しか寝られない」
「明日、ちゃんと動けるだろうか」

そう思えば思うほど、不思議なくらい目が冴えてしまうのです。

50代に入ってから、私はそれまで経験したことのない不眠に悩まされるようになりました。

布団に入っても眠れない。
ようやく眠れても、数時間後には目が覚める。
そして一度目覚めると、そのまま朝を迎えてしまうこともありました。

若い頃は「どこでも眠れる人」だった私にとって、この変化はとても衝撃的でした。

「私の体に何が起きているんだろう」

そんな不安を抱えながら、眠れない夜を何度も過ごしました。

あとから知ったのですが、更年期には女性ホルモンの変化によって、自律神経のバランスが乱れやすくなるそうです。

もちろん症状には個人差がありますし、ここでお話しするのはあくまで私自身の体験です。

同じ方法が誰にでも合うわけではありませんが、もし今、同じように眠れない夜を過ごしている方がいたら、少しでも参考になれば嬉しいです。

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「眠らなきゃ」を手放したら、少し楽になった

一番苦しかったのは、「眠れないこと」そのものではありませんでした。

本当につらかったのは、眠れない自分を責め続けることだったのです。

時計を見るたびに焦る。
明日の予定を考えて不安になる。
眠ろうと頑張るほど、ますます目が冴えてしまう。

そんな悪循環の中にいました。

ある時から、私はこう考えるようにしました。

「眠れなくても、横になって体を休めているだけで十分」

すると不思議なことに、「絶対に眠らなければ」というプレッシャーが少し和らいだのです。

実際に眠れていなくても、目を閉じて静かに休む時間は決して無駄ではありません。

自分を追い詰めるのをやめたことで、気持ちがずいぶん楽になりました。

夜のスマホをやめて、本を開くようにした

眠れない夜ほど、ついスマホに手が伸びます。

ニュースを読んだり、SNSを眺めたり、動画を見たり。

気づけば一時間近く経っていたことも少なくありませんでした。

そこで私は、寝室ではなるべくスマホを見ないようにしました。

代わりに、温かい灯りの下で紙の本を数ページ読むようにしたのです。

ページをめくる静かな時間は、興奮した頭を少しずつ落ち着かせてくれました。

もちろん、それでも眠れない夜はあります。

そんな時は、

「今日はそういう日なんだな」

と受け流すようにしています。

以前より、自分を責める時間が減った気がします。

夕方以降のカフェインを控えてみた

以前の私は、一日に三回、コーヒーを飲んでいました。

けれど、不眠が気になり始めてからは、朝だけに控えました。

もちろん、緑茶や紅茶もカフェインが含まれているのでNG。

代わりに飲むのは、白湯やカフェインレスのお茶です。

劇的な変化があったわけではありません。

それでも、少しずつ眠りにつきやすくなったように感じています。

更年期の不調は、「これをすれば必ず改善する」というものではなく、小さな積み重ねが大切なのかもしれません。

日中に体を動かした日は、眠りやすかった

意外だったのは、日中の活動量と睡眠がつながっていたことです。

散歩に出かけた日。
軽い山歩きをした日。

そんな日は、比較的眠りやすい気がしました。

反対に、一日中家にこもっていた日は、体は疲れていないのに、頭だけが冴えていることがありました。

年齢を重ねると、どうしても衰えばかりに目が向きがちです。

でも、無理のない範囲で体を動かすことは、心と体の両方を整えてくれるのだと感じています。

眠れない夜があっても、自分を責めない

更年期の症状は、本当に人それぞれです。

眠れる日もあれば、眠れない日もある。

その波に振り回されていた頃は、とても苦しかったのですが、

「今はそういう時期なのかもしれない」

と受け止められるようになってから、気持ちは少し軽くなりました。

眠れない夜は、誰にとってもつらいものです。

もし今、同じように夜を過ごしている方がいたら、どうか一人で抱え込まないでください。

そして、不眠が長く続いたり、日常生活に支障が出たりする場合は、無理をせず医療機関に相談することも大切だと思います。

年齢を重ねることで失うものもあります。

けれど、自分の体と向き合い、労わる時間を持てるようになったのもまた事実です。

今日眠れなかったとしても、明日は眠れるかもしれない。

そんなふうに、自分自身に少し優しくなれたら――更年期の夜は、今より少しだけ穏やかになるのかもしれません。

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