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【50代で家づくり】三姉妹で土地探し|住宅ローンと資金計画

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三姉妹で家を建てると決めたものの、土地探しは思っていた以上に大変でした。

「いい土地が見つかれば、それで終わり。」そう思っていた私たちを待っていたのは、実家の査定、住宅ローン、予算決め、そして何度も現地へ足を運ぶ日々でした。

50代だからこそ、理想だけでは進められない家づくり。私たちが土地探しで経験したことを、順を追ってお話しします。

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実家の売却だけでは足りず、住宅会社へ相談

まずは実家の査定をお願いし、「売れたらどのくらいの資金になるのか」を確認しました。

しかし、その金額だけでは土地代や建築費、諸費用まですべてをまかなうことはできませんでした。

そこで住宅会社に相談し、「私たちなら、どれくらい住宅ローンを借りられるのか」を調べてもらうことにしました。

ここで銀行の仮審査を行い、無事に通過することができました。

担当者から提示されたのは、銀行が貸してくれる上限額ではなく、「このくらいなら無理なく返済できます」という金額でした。

「借りられる金額」と「無理なく返せる金額」は違う――。

家づくりを始めて、初めて知ったことでした。

もちろん、大きな金額を借りることには不安もありました。50代で住宅ローンを組むことに抵抗がなかったと言えば嘘になります。

それでも毎月の返済額を見てみると、一人でアパートを借りて暮らす場合の家賃よりも安いことに気づいたのです。

「それなら、家賃を払い続けるより、自分たちの家に住むほうがいいかもしれない」

そう考えられるようになり、少し気持ちが前向きになりました。

さらに、実家は新居が完成して引っ越してから売却する予定でした。その売却代金で住宅ローンを繰り上げ返済し、できれば住宅ローン控除を受けられる期間も活用したうえで、一括返済する計画を立てました。

返済の見通しが立ったことで、「この計画なら挑戦できるかもしれない」と思え、住宅ローンの事前審査を受けることにしたのです。

土地探しで譲れなかった条件

住宅ローンの事前審査を受けることを決め、いよいよ本格的な土地探しが始まりました。

「家は建て替えられても、土地だけは後から変えられない。」

そう考えていた私たちは、条件に合う土地をじっくり探すことにしました。

まず譲れなかったのは、今住んでいる地域から離れないことです。

買い物をするお店や病院、慣れ親しんだ道が近くにあることは、これから先も安心して暮らしていくために大切な条件でした。

環境が大きく変わるよりも、住み慣れた地域で新しい生活を始めたいという思いがありました。

次にこだわったのが、平屋が建てられる広さです。

老後の暮らしを考えたとき、階段の上り下りがない平屋は私たちにとって理想の住まいでした。そのため、建物だけでなく駐車スペースも確保できる十分な広さの土地が必要でした。

駐車場は4台分を希望しました。

三姉妹それぞれが車を所有しているため3台分は必須です。さらに、親戚や友人が遊びに来たときに困らないよう、来客用としてもう1台分を確保したいと考えました。

また、土地そのものにも気を配りました。

道路から家まで急な坂があったり、大きな段差があったりすると、年齢を重ねたときに負担になります。長く安心して暮らすためにも、できるだけ平坦で段差の少ない土地を探しました。

もちろん、日当たりの良さも外せません。

洗濯物が乾きやすく、部屋の中が明るいことは毎日の暮らしの快適さにつながります。現地へ行って周囲の建物との距離や、陽当たりも確認しました。

さらに、周辺環境もしっかりチェックしました。

スーパーや病院までの距離、交通量、近隣の雰囲気など、実際に歩いてみなければ分からないこともたくさんあります。

条件を書き出してみると、決して少なくありません。

「こんな土地、本当に見つかるのかな……。」

そんな不安を感じることもありましたが、老後まで暮らす家だからこそ妥協はしたくありませんでした。

私たちは、モデルハウスへ足を運びながら新しい土地情報も集め、理想の土地との出会いを待つことにしたのです。

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ようやく理想に近い土地と出会えた

何度も土地を見て回りましたが、「ここだ」と思える場所には、なかなか出会えませんでした。

広さは十分でも立地が気になったり、日当たりは良くても駐車スペースが足りなかったり……。どこか一つは妥協しなければならない土地ばかりでした。

そんなある日、住宅会社から一つの土地を紹介されました。

現地へ向かうと、そこは今住んでいる家から歩いて10分ほどの場所でした。

住み慣れた地域で、買い物や病院にも行きやすい。平屋も建てられる十分な広さがあり、私たちが希望していた条件にもほぼ当てはまっています。

「ここなら、安心して暮らせそう。」

三姉妹の意見も一致し、その足で不動産会社へ向かいました。

ところが、安心したのも束の間。

担当者から、「この土地は他にも検討している方がいます」と告げられたのです。

土地購入は早い者勝ちです。

人気のある土地は、迷っている間に決まってしまうことも珍しくないそうです。

「もし本当に欲しいと思うなら、まずは購入申込をしておいたほうがいいですよ。」

そう勧められ、私たちは5万円の申込金を支払い、購入申込書を提出しました。

ただし、この時点ではまだ正式な契約ではありません。土地を購入しなかった場合は、申込金は戻ってきます。

土地を押さえてもらえる期間は10日間。(不動産会社によって異なる)その間に住宅ローンの本審査が通り、正式な売買契約を結ばなければ、申込みは無効となり、土地はほかの購入希望者へ売られてしまいます。

あとは銀行の審査結果を待つしかありませんでした。

「もし審査に通らなかったら、この土地は諦めるしかない。」

そう思うと、結果が出るまでの数日間は落ち着かず、電話が鳴るたびに「銀行からかな」と気になってしまいました。

ようやく巡り合えた理想に近い土地。

この土地とのご縁がつながるかどうかは、住宅ローンの審査結果にかかっていたのです。

土地を購入する時の注意点!

土地によっては建ぺい率、容積率があります。ここをちゃんと確認していないと、建てられる建物の大きさが理想通りにいかないこともあります。

建ぺい率とは?

建築基準法で定められた「建築面積の敷地面積に対する割合」のことです。

簡単に言うと、敷地全体の面積に対して、建物がどれだけの面積を占めることができるかを表しています。

容積率とは?

容積率とは、建物の敷地面積に対する延べ床面積の割合を示す指標です。

例えば、容積率が200パーセントと定められている地域で、100㎡の敷地に建てられる建物の延べ床面積は200㎡となります。

他にも接道義務とか、不動産登記法とか、専門家に聞かないとわからないこともあるので、購入する前に、住宅会社や不動産会社(必ず、経験豊富な人か宅建士などの有資格者)に建てたい家の条件を話して相談しましょう。

中には知識不足の人もいますので……

住宅ローンの本審査に通過。いよいよ土地の売買契約へ

数日後、待ちに待った住宅ローンの審査結果が届きました。

結果は――無事に本審査を通過。

その知らせを受けたときは、三姉妹そろって胸をなで下ろしました。ようやく理想に近い土地を手に入れられることになったのです。

さっそく不動産会社で土地の売買契約を行い、手付金を支払いました。

今回購入した土地は、不動産会社自身が売主だったため、一般的な売買で必要になる仲介手数料はかかりませんでした。これは予想していなかったので、少し得をした気分でした。

また、土地を申し込んだときに支払っていた5万円の申込金は、この手付金の一部として充てられたため、無駄になることもありませんでした。

そして約1か月後、いよいよ土地の引き渡しの日を迎えます。

銀行の個室には、不動産会社の担当者、司法書士、銀行の担当者が集まり、必要書類の確認や手続きを一つひとつ進めていきました。

残金の支払いが完了し、登記の手続きも無事に終わると、正式に土地は私たちのものになりました。

長いようであっという間だった土地探し。

実家の査定から始まり、住宅ローンの相談、希望条件に合う土地探し、申込み、そして契約まで、一つひとつの手続きを乗り越えて、ようやくここまでたどり着くことができました。

こうして土地を手に入れた私たちは、いよいよ夢だった平屋の打ち合わせへと進んでいくことになります。

家づくりはまだ始まったばかりですが、この日、「ようやくスタートラインに立てたんだ」と実感したことを今でもよく覚えています。

まとめ|土地探しは「いい土地探し」より「資金計画」が大切だった

家づくりというと、「理想の土地探し」が一番大切だと思っていました。

もちろん、立地や日当たり、周辺環境はこれから長く暮らしていくうえで欠かせない条件です。しかし、実際に家づくりを始めてみると、それ以上に重要だったのが資金計画でした。

私たちも最初は、「実家を売ったお金で何とかなるだろう」と考えていましたが、現実はそう甘くありませんでした。住宅会社に相談して無理のない返済額を知り、住宅ローンの仕組みや返済計画をしっかり立てたことで、安心して土地探しを進めることができました。

また、「借りられる金額」ではなく、「無理なく返せる金額」で計画を立てたことも、今振り返ると良い判断だったと思います。

土地探しはタイミングも大切です。条件の良い土地はすぐに買い手が決まってしまうこともあります。そのため、資金計画や住宅ローンの準備を早めに進めておくことで、「ここだ」と思える土地に出会ったとき、迷わず行動できました。

これから家づくりを考えている方は、まず「どんな土地が欲しいか」だけではなく、「どんな資金計画なら安心して暮らしていけるか」を考えてみてください。

その準備ができていれば、理想の土地との出会いを、きっと自信を持ってつかむことができるはずです。

ようやく土地を手に入れた私たちは、いよいよ住宅会社を一つに絞ることにしました

【50代で家づくり】後悔しない住宅会社選びと理想の間取りづくり
熟年離婚後、三姉妹で始めた家づくり。住宅会社3社を比較し、理想の間取りが見つからず自分たちで設計した体験談です。後悔しない住宅会社選びのポイントや地元の建築会社を選んだ理由をご紹介します。

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