家づくりでは、つい「あれもこれも付けたい」と思ってしまいますが、オプションを増やせばその分費用もかかります。
私たち三姉妹も、本当に必要なものだけを選ぶことを心がけました。今だけではなく、50代から先の暮らしやすさや老後のことも考えながら、一つひとつ慎重に決めた結果、住んでから「付けてよかった」と実感できるオプションばかりになりました。
今回は、実際に暮らしてみて満足している、おすすめのオプションをご紹介します。

壁のニッチ|見た目も使い勝手も大満足

家づくりで「付けてよかった」と思うオプションの一つが、壁のニッチです。
玄関には、季節ごとの小物や花を飾れるように、上部をアーチ型にしたニッチを作ってもらいました。お正月やクリスマス、ハロウィンなど、その時季に合わせて飾りを変えるだけで玄関の雰囲気が変わり、帰宅するたびに気分が明るくなります。
各部屋にもニッチを設け、それぞれの使い方に合わせて活用しています。お気に入りの雑貨や趣味の小物を飾ったり、時計やメガネなど毎日使う物の定位置にしたりと、姉妹それぞれが暮らしに合わせて使えるのが便利です。
洗面台にも小さなニッチを付けてもらいました。コンタクトレンズのケースや眼鏡、ハンドクリームなど、ちょっと置いておきたい物を収納できるので、洗面台の上が散らかりにくくなりました。
ニッチは収納というほど大きなものではありませんが、「ここにあったら便利」という場所に作ることで、毎日の暮らしがぐっと快適になります。見た目がおしゃれになるだけでなく、実用性も高いので、付けて本当に良かったオプションの一つです。
コンセントは迷わず追加|「ここにも欲しかった」を防げた

家を建てる前から、「コンセントだけは多めに付けよう」と三姉妹で話し合っていました。
今はこの配置で暮らしていても、気分転換で家具の配置を変えたり、ベッドや棚を移動したくなったりすることもあります。コンセントが少ないと延長コードが必要になったり、置きたい場所に家具を置けなかったりと、不便になることもあるため、将来のことも考えて余裕を持って設置しました。
特に付けて良かったのが、ダイニングテーブルの近くのコンセントです。さらに床にもコンセントを設けてもらったことで、ホットプレートや焼肉プレート、卓上IHを使った鍋料理などもコードが邪魔にならず、とても快適に楽しめています。
また、屋外にも4か所コンセントを設置しました。その中でも特に便利だったのが駐車場の近くです。車内の掃除をするときに家庭用掃除機が使えるので、コードの長さを気にせず隅々まで掃除ができます。高圧洗浄機や電動工具、イルミネーションなど、屋外で電源が必要になったときにも活躍しています。
コンセントは後から増設するのが大変な設備の一つです。少し多いかなと思うくらい設置しておいたおかげで、「ここにも欲しかった」と後悔することはありませんでした。住み始めてから、その大切さを何度も実感しています。
無料でもらえたステンドグラス|聞いてみるものだと実感

わが家で一番のお気に入りと言ってもいいのが、玄関ホールに取り付けてもらったステンドグラスです。
実はこのステンドグラス、新しく購入したものではありません。住宅会社の担当者に聞いたところ、以前に家を建てたお客さんが使わなかったステンドグラスが残っているという話を聞き、「もし余っているものがあれば、付けてもらえませんか?」とダメ元でお願いしてみました。
すると、「いいですよ」と快く引き受けてくださり、無料で取り付けてもらえることになったのです。
完成した家を見ると、玄関とリビングを隔てる壁のステンドグラスはいいアクセントになり、想像以上に素敵な空間になりました。来客にも「おしゃれだね」と褒めてもらうことが多く、家の中でも特にお気に入りの場所になっています。
この経験を通して感じたのは、「聞くだけならタダ」ということです。もちろん、いつでも無料で対応してもらえるわけではありませんが、住宅会社によっては余っている資材や展示品などを活用できる場合もあります。
遠慮して何も聞かないより、「こんなことはできますか?」と相談してみる価値は十分あると実感しました。このステンドグラスは、家づくりで一番得をしたオプションかもしれません。
玄関収納はクローゼットタイプに変更|靴以外もしまえて玄関が片付く

標準仕様では、よく見かけるシューズボックスが付く予定でした。しかし、三姉妹で暮らすことを考えると、靴だけを収納するスペースでは足りないと思い、思い切ってクローゼットタイプの玄関収納に変更しました。
実際に住んでみると、この選択は大正解でした。
靴はもちろん、コートやレインコート、傘などの外出に必要なものをまとめて収納できます。さらに、防災リュックや備蓄用品、普段あまり使わない荷物も玄関に置いておけるので、「出かけるときにすぐ持ち出せる」という安心感があります。
来客時には、玄関に荷物が出しっぱなしになることもなく、扉を閉めるだけですっきりとした印象になるのも気に入っているポイントです。生活感が見えにくくなるので、急なお客さんが来ても慌てることがありません。
玄関は家の第一印象を決める場所です。収納力のあるクローゼットタイプにしたことで、見た目もきれいに保てるようになりました。靴以外にも収納したい物が多い家庭には、ぜひおすすめしたいオプションです。
リビングの掃き出し窓を大きくして開放感アップ

リビングには、標準よりも大きな掃き出し窓を採用しました。
最初は「そこまで大きくしなくてもいいかな」とも思いましたが、完成して住み始めると、その違いは想像以上でした。
まず感じたのは、リビングがとても明るくなったことです。大きな窓からたっぷりと自然光が入り、昼間は照明を付けなくても十分過ごせる日が多くあります。冬でも暖かい日差しが差し込み、寒い季節でもリビングが心地よい空間になりました。
そして、窓から見える庭の景色も、この家のお気に入りの一つです。ガーデニングが趣味の妹が、庭木や季節ごとの花を丁寧に手入れしてくれているので、リビングにいながら四季の移り変わりを楽しめます。春には色とりどりの花が咲き、季節ごとに表情が変わる庭を眺める時間は、とても贅沢に感じます。
また、大きな窓が視線を庭へと自然につなげてくれるため、平屋でも圧迫感がなく、実際の広さ以上に開放的に感じられるようになりました。
リビングは家族が一番長く過ごす場所だからこそ、窓の大きさにはこだわって本当に良かったと思っています。毎日目にする景色や日当たりは暮らしの満足度にも大きく影響するので、わが家では「付けて良かったオプション」の一つになりました。
床下収納を2か所設置|非常食や日用品のストックに便利

わが家では、床下収納を2か所設置してもらいました。
以前の家では収納スペースが少なく、ストック用品の置き場所に困ることがよくありました。その経験から、新しい家では「普段使わない物をしまえる場所を確保したい」と考え、床下収納を増やすことにしました。
収納しているのは、非常食や飲料水、防災用品など、いざという時に備えておきたい物が中心です。普段は使わないけれど、なくては困る物をまとめて保管できるので、家の中が散らかりません。
また、季節用品やまとめ買いした日用品など、すぐには使わない物の収納場所としても活躍しています。必要な時だけ取り出せるため、収納棚や押し入れを圧迫することもなく、居住スペースをすっきり保てています。
床下収納は普段目に入らない場所だからこそ、収納力をしっかり確保できるのが魅力です。収納スペースは多すぎると思うくらいがちょうど良いと実感しており、2か所設置して本当に良かったオプションの一つになっています。
パントリーと洗面所は可動棚にして大正解

パントリーと洗面所の収納は、固定棚ではなく可動棚にしてもらいました。
最初は「そこまで違いはないかな」と思っていましたが、実際に暮らしてみると、可動棚にして本当に良かったと感じています。
一番のメリットは、高さを自由に変えられることです。収納する物に合わせて棚板の位置を調整できるので、背の高いボトルや箱も無理なく収納できます。暮らしの変化に合わせて簡単にレイアウトを変えられるのも便利です。
また、市販の収納ケースやカゴのサイズに合わせて棚の高さを調整できるため、デッドスペースができにくく、収納力を最大限に活かせます。「あと数センチ足りない」「上の空間がもったいない」と感じることがほとんどありません。
パントリーには食品や飲み物、日用品のストックを、洗面所にはタオルや洗剤、掃除用品などを収納していますが、どちらも使いやすく整理しやすいので、必要な物をすぐ取り出せます。
収納は毎日使う場所だからこそ、少しの工夫で使い勝手が大きく変わります。可動棚は見た目は地味なオプションですが、住み始めてから便利さを何度も実感している、おすすめの設備の一つです。
キッチンの吊戸棚は引き下げ収納でラクに取り出せる

キッチンの吊戸棚は、引き下げ収納タイプを選びました。
標準の吊戸棚だと、高い場所にある物を取り出すたびに脚立や踏み台を使わなければならず、年齢を重ねるにつれて負担や危険も大きくなります。そのため、将来のことも考えて引き下げ収納を採用しました。
実際に使ってみると、取っ手を軽く引くだけで棚が目の前まで下りてくるので、高い場所でも無理なく物を取り出せます。脚立を用意する手間もなく、安全に使えるので、とても便利です。
収納しているのは、お客様用の食器や保存容器、たまにしか使わない調理器具など、普段は出番の少ない物が中心です。必要な時だけサッと取り出せるので、「高い場所だから使わなくなる」ということがありません。
50代になって感じるのは、「今は大丈夫」ではなく、「これからも使いやすいこと」が大切だということです。毎日使うキッチンだからこそ、少しの負担を減らしてくれる設備は、長く暮らすほど価値を実感できます。
派手なオプションではありませんが、将来を見据えた家づくりを考えている方には、ぜひおすすめしたい設備の一つです。
浴室の棚を無料で1段追加|家族3人でも収納に困らない

浴室の棚は、標準では2段でしたが、住宅会社に相談したところ無料で1段追加してもらい、全部で3段にしていただきました。
三姉妹で暮らしているわが家では、それぞれ肌質や髪質が違うため、シャンプーやトリートメント、ボディソープ、洗顔料は自分に合ったものを使っています。そのため、ボトルの数が自然と多くなり、標準の2段では少し手狭に感じていました。
そこで、「棚をもう1段増やせませんか?」とお願いしてみたところ、追加料金なしで対応していただけることに。おかげで一人ひとりのボトルを余裕を持って置けるようになり、浴室がとても使いやすくなりました。
棚にゆとりがあると、物を重ねて置く必要がなく、使いたい物がすぐに取り出せます。見た目もすっきりして、掃除もしやすくなりました。
このオプションも、ステンドグラスと同じように「まずは相談してみること」の大切さを実感した出来事です。標準仕様だからと諦めず、「こうしたいのですができますか?」と聞いてみることで、思いがけず希望がかなうこともあります。
小さな変更ですが、毎日使う場所だからこそ満足度はとても高く、付けて良かったと感じているオプションの一つです。
エコカラットでおしゃれに|毎日過ごす空間がワンランクアップ

わが家では、トイレ・リビング・玄関の3か所にエコカラットを採用しました。
最初は「本当に必要かな?」と迷いましたが、完成した家を見て「付けて良かった」と思えるオプションの一つになっています。
まずトイレは窓がないため、少しでも圧迫感をなくし、おしゃれな空間にしたいと思ってエコカラットを選びました。壁の一面にアクセントが入るだけで空間に奥行きが生まれ、窓がなくても明るく落ち着いた雰囲気になりました。
リビングは、三姉妹が毎日集まって過ごす家の中心です。テレビを見たり、おしゃべりをしたり、お客様を迎えたりと、一番長い時間を過ごす場所だからこそ、居心地の良い空間にしたいと考えました。エコカラットを取り入れたことで、リビング全体が上質で温かみのある雰囲気になり、とても気に入っています。
そして玄関にもエコカラットを採用しました。玄関は家に入って最初に目にする場所なので、家の第一印象を左右する大切な空間です。壁にアクセントが加わることで明るくおしゃれな雰囲気になり、帰宅するたびに気持ちが明るくなります。来客からも「素敵な玄関ですね」と言っていただくことが多く、付けて良かったと感じています。
エコカラットは決して目立つ設備ではありませんが、毎日目にする場所だからこそ、その満足感はとても大きいと実感しています。これから長く暮らしていく家だからこそ、自分たちが「心地いい」と思える空間づくりにこだわって正解でした。
まとめ|オプション選びで一番大切だと思ったこと

オプションは、たくさん付ければいいというものではありません。大切なのは、自分たちの暮らしをイメージしながら、本当に必要なものを選ぶことだと思います。
また、住宅会社に相談してみると、わが家のステンドグラスや浴室の棚のように、無料で対応してもらえることもあります。「聞くだけならタダ」という気持ちで相談してみるのもおすすめです。
50代で建てる家だからこそ、今だけでなく将来の暮らしやすさも考えて選んだオプションは、住み始めてからその良さを実感しています。
これから家づくりをする方が、住んでから「付けて良かった」と思える、後悔のない家づくりができればと思います。



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