離婚を決める前、私が最初に開いたのは離婚届の書き方ではありませんでした。
求人サイトでした。
「もし一人になったら、私は生活していけるのだろうか」
50代になってからの仕事探しは、かなり厳しいだろうな。
そう思ってました。
だから、離婚を考えるたびに、暇さえあれば求人サイトで50才過ぎても雇ってくれそうな会社を探していました。
離婚後の生活で一番不安だったのはお金のこと

離婚を考え始めたとき、真っ先に頭に浮かんだのは、これから先、一人で生活していけるのだろうか。
という不安です。
生活費は足りるのか。
仕事は見つかるのか。
50代になってからの離婚は、若い頃とは違います。
やり直しがきかない年齢だと思うからこそ、お金の問題はとても現実的でした。
私は夜になると求人サイトを開き、どんな仕事があるのかを何度も調べていました。
その中で気づいたことがあります。
それは、多くの求人でパソコンスキルが求められていたことでした。
求人票に何度も書かれていた「パソコンが使える方」

事務職だけではありません。
受付や医療関係、販売職でさえ、
「Word・Excelの基本操作ができる方」
「パソコン入力ができる方」
という条件が書かれていました。
年齢の壁ももちろんあります。
けれど、それ以上に「パソコンが使えるかどうか」が大きな分かれ道になるのだと感じました。
私はそのとき、昔の自分の選択に助けられることになります。
30代の頃、思い切ってパソコン教室へ通ったことが役に立った

実は私は、30代になるまでほとんどパソコンに触れたことがありませんでした。
電源の入れ方もよく分からない。
キーボードも人差し指で打つような状態でした。
そんな私が思い切って通い始めたのが、パソコン教室です。
当時、一か月でWordとExcelを学び、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)の資格を取得しました。
そして、その後の一か月は毎日のようにタイピングの練習をし、気がつけばブラインドタッチができるようになっていました。
あの頃は、将来離婚することになるなんて想像もしていませんでした。
けれど、人生は何が起こるか分かりません。
あの時の努力が、何十年も経って自分を支えてくれることになるとは思いもしませんでした。
パソコンを学ぶのに遅すぎることはない

パソコン教室には、私より年上の方もたくさん通っていました。
50代、60代になってから学び始める人も珍しくありませんでした。
最初は皆さん、「私なんて機械が苦手だから」と言います。
でも、続けていくうちに少しずつできることが増えていくのです。
年齢を理由に諦める必要はないのだと、その頃の私は教えてもらいました。
新しいことを始めるのに、「遅すぎる」ということはないのだと思います。
離婚を考えているなら、パソコン技能は身につけてほしい
もし今、離婚を考えている人がいるのなら、私は声を大にして伝えたいことがあります。
パソコン技能は身につけておいた方がいい。
これは決して資格を取るべきだという意味ではありません。
Wordで文章を作れる。
Excelで表が作れる。
メールの送受信ができる。
ある程度のタイピングができる。
それだけでも、仕事の選択肢は大きく広がります。
さらに今は、在宅ワークや副業という働き方もあります。
家でできる仕事の多くは、パソコンスキルが前提になっています。
離婚は人生の大きな転機です。
だからこそ、自分で生きていく力を少しずつ身につけておくことが、未来の安心につながるのではないでしょうか。
私はそう感じています。
あの時の自分に「ありがとう」と言いたい
30代の頃、何気なく通い始めたパソコン教室。
あの時の私は、未来の自分を助けるために勉強していたわけではありません。
けれど今になって思います。
あの時の自分に、「ありがとう」と言いたい。
人生は何が起こるか分かりません。
だからこそ、学んだことは決して無駄にはならない。
もし今、不安を抱えながら将来を考えている人がいるなら、小さな一歩でもいい。
その一歩が、いつか未来の自分を支えてくれる日が来るかもしれません。
高価なパソコンは必要ありません

パソコンを学ぼうと思うと、
「高いパソコンを買わなければいけないのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
仕事探しやパソコンの勉強を始める段階なら、高価な最新機種である必要はないのです。
実際、WordやExcelの練習、インターネット検索、メールの送受信程度であれば、中古パソコンでも十分にできます。
中古パソコンの場合、WordやExcelが完備されているものも売り出されています。
また、下記のサイトのようにレンタル満了後に販売する、中古パソコン専門店もあります。
私自身、最初から高性能なパソコンを持っていたわけではありません。
大切なのは、どんなパソコンを持つかではなく、実際に触って慣れることです。
最初の一歩を踏み出すために何十万円も使う必要はありません。
むしろ、「とりあえず始めてみる」ことの方がずっと大切です。
一日十五分でも続ければ力になる

パソコンの勉強というと、毎日何時間も机に向かわなければならないイメージがあります。
でも、そんなことはありません。
タイピングの練習を十五分。
Wordで文章を作る練習を十五分。
それだけでも十分です。
私がブラインドタッチを覚えたときも、特別な才能があったわけではありません。
毎日少しずつ続けただけです。
気がつけば指が自然に動くようになり、キーボードを見なくても入力できるようになっていました。
勉強というより、歯磨きのような習慣にしてしまうのが一番だと思います。
自分で稼ぐ力は、心の支えになる
離婚を考え始めると、不安は次々と出てきます。
本当に生活していけるのだろうか。
一人でやっていけるのだろうか。
そんなとき、自分で働いて収入を得られるという自信は、大きな支えになります。
パソコンスキルは資格そのものよりも、「自分で仕事を探し、自分で収入を得る力」を広げてくれる道具です。
離婚するかどうかは別として、身につけておいて損はないと思います。
未来の自分のための準備として、今日から少しずつ始めてみるのも悪くないのではないでしょうか。



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