分かりやすい英文法・動名詞(ing)と不定詞(to)の使い方

ing,to 英文法
スポンサーリンク

動名詞とは動詞にingを付けて、不定詞は前にtoを付けて動詞を名詞として使う場合に用いられます。

では、その使い分けはどの様にすればいいのでしょうか?

このページでは、動名詞と不定詞の使い方について具体例をあげながら分かりやすくお伝えします。
スポンサーリンク

動名詞と不定詞の違い

動名詞も不定詞も基本的には動詞を名詞として扱う場合に使われます。

動名詞は動きや躍動感を強調するイメージで、一方不定詞は漠然としたその行為を表すイメージです。

また、不定詞は未来のこと、つまりまだ訪れていない出来事を表現する時に使われることもあります。

一方、動名詞は過去や現在の出来事を表現する時に使われます。

但し、動名詞(ing)としてしか使えない場合、to不定詞としてしか使えない場合がありますので注意が必要です。

動名詞としてしか使えない場合(動詞+動名詞(ing))

enjoy(楽しむ)+動名詞(○○ing)

I enjoy listening to music. (私は音楽を聴いて楽しんでいる)

keep+動名詞(○○ing)

He kept playing his piano until midnight. (彼は夜中までピアノを弾き続けた)

finish+動名詞(○○ing)

I finally finished reading the book. (私はとうとうその本を読み終わった)

avoid+動名詞(○○ing)

I want to avoid making the mistake. (私は同じ失敗をしたくありません)

give up+動名詞(○○ing)

I give up trying to convince. (私は説得するのを諦めます)

mind+動名詞(○○ing)

Would you mind opening the door? (そのドアを開けて貰えませんか?)

※ingを使うことによって躍動感をイメージします。

その他の動名詞(ing)しか使えない動詞

admit(認める) , deny(拒否する) , consider(検討する) , imagine(想像する), quit(やめる) , miss(しそこなう) , pradtice(練習する) , suggest(提案する) , recommend(薦める)

不定詞としてしか使えない場合

plan to (計画する、予定する)

I’m planning to go to the baseball game. (私は野球の試合を見に行く予定です)

want to (欲しい、……したい)

I want to see the play in the park. (私は公園の演劇を見に行きたい)

need to (必要である)

I need to get some money for the travel. (私は旅行に行くためのお金が必要です)

hope to (願う)

I hope to see you again. (もう一度あなたに会えることを願います)

decide to (決める)

I decided to join the company. (私はその会社に入社することにした)

expect to (期待する)

I didn’t expect to see you here. (ここであなたに会えるなんて思わなかった)

promise to (約束する)

We did promise to go there, right? (私達はそこに行く約束をしたよね?)

※toは「指し示す」前にある動詞に足りないものを追加する感じで使います。つまり、toの後に続く動詞で補います。

動名詞と不定詞どちらも使える場合

like (好き)

I like going to musicals. (私は美術館に行くのが好きです)

I like to go to musicals.

love (大好き)

She loves eating in the restaurant. (彼女はそのレストランで食べるのが大好きです)

She loves to eat in the restaurant.

begin (始まる)

It began to rain. (雨が降り始めた)

It began raining.

その他に不定詞、動名詞どちらを使っても意味が同じ動詞

start(始める) , hate(嫌い) , intend(意図する), refer(参照する) ,

動名詞ingと不定詞toで意味が変わる場合

try(動名詞の場合:試しに○○する、不定詞の場合:○○しようと努める)

I tried writing a letter in English. (私は試しに英語で手紙を書いた)

I tried to write a letter in English. (私は英語で手紙を書くように努めた)

stop(動名詞の場合:○○をやめる、不定詞の場合:○○する為に立ち止まる)

She stopped smoking. (彼女は煙草をやめた)

She stopped to smoke. (彼女は煙草を吸うために立ち止まった)

forget(動名詞の場合:過去について忘れない、不定詞の場合:未来について忘れない)

I will never forget meeting you. (私はあなたに会ったことを忘れないでしょう)

Don’t forget to meet me. (私に会うことを忘れないでね)

remember(動名詞の場合:過去のことを覚えている、不定詞の場合:未来に対して覚えている)

I remember calling her. (私は彼女に電話したのを覚えている)

I remember to call her. (私は彼女に電話することを覚えている)

まとめ

動名詞と不定詞を使う場合混乱しがちですが、動名詞ingを使う場合は躍動をイメージします。

一方、不定詞toを使う場合は一般的な内容を「指し示す」感じで使うとイメージをすると良いでしょう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました